手・足の変形-慶應義塾大学病院形成外科

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指のかたちの変形

先天的に、もしくは怪我や熱傷などの後天的な原因によって、爪や指に変形が生じることがあります。こうした変形は機能的な面以外に、整容面においても大きな問題となります。特に指は露出部であるので、外見上の意味で悩まれている方も多くおいでになります。このような疾患に対して治療を行っています。

隣接する指(左手薬指)の組織を移植することにより、指の先端部が作成されました。指の長さは約1cm延長され、術前に曲がっていた爪はまっすぐになりました。

手足の指の長さの修正

足趾短縮症と呼ばれています。比較的まれな疾患で、女児に多いと言われています。足の指が短縮しているように見えますが、実際に短縮しているのはその根元にある骨(中足骨)の場合が多いです。そこで、手術ではこの部分の骨の延長を行います。

手術方法について

外科的治療法が第1選択となります。従来は短くなっている骨を切り、その隙間に別の体の部位から骨を移植する方法が取られてきました。しかしこの方法では、移植用の骨をとる部分(腰の部分が多い)に傷を作らなくてはいけません。足趾短縮症では本来機能的には大きな問題はありません。治療の目的には美容的な要素が強いので、他の部位に傷を作ること大きなマイナス点と言えます。そこでこの点を改善するために、最近“骨延長法”と呼ばれる方法が行われるようになりました。この方法においては、骨の本来の再生機能を利用して少しずつ骨の延長を行います。同方法は骨移植法と比較すると、延長器の装着期間がやや長いきらいはありますが、別の部分から骨を取る必要がないという大きな長所のため、一般に骨移植法と比較して優れた方法と考えられています。

治療年齢について

各施設の報告によれば、手術する年齢は5歳前後から30歳くらいとかなりの幅があります。早い時期に手術を行うとまだ足が小さいため、高度な手術操作が要求されます。しかし骨の再生のスピードが速いと言う利点があります。逆に成人では足が大きく手術は比較的容易ですが、仮骨の再生のスピードがやや緩慢で骨延長器の装着期間が長くなりがちであるという問題が有ります。学校の都合や本人・ご家族のご希望を参考にして手術時期を決定しております。

治療スケジュール

治療の段階は以下のように分けることができます。
手術 :延長器の装着を行います 
待機期間 :延長を開始するまでの期間です。7〜10日間の予定。
延長の開始 :週1〜2回程度外来においでいただきレントゲンを撮影しつつ骨の状況を確認いたします。
仮骨の成熟待機期間 :伸ばした骨が硬くなるまでの待機期間。20〜50日程度。


入院期間・通学について

延長器の操作に慣れたら退院が可能です。8月中には退院が可能と見込んでおります。以後は週1〜2回外来通院で経過を見させていただきます。なれてきたら靴を履くのも可能になります。

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